肌におけるヒアルロン酸の働きとメカニズム

ヒアルロン酸は、人間の身体の様々な箇所に含まれ、大きな役割を果たしています。
関節や皮膚、目など、体内でどのような働きをしているのかご紹介します。
■ヒアルロン酸の大きな働き
ヒアルロン酸の大きな働きは、水分量をキープしてくれることです。
皮膚を構成している3層は、表皮、真皮、皮下組織に分けられます。
その中でも真皮に、ヒアルロン酸は多く含まれています。
ヒアルロン酸は、エラスチンやコラーゲンなどの間に存在しており、水分を抱え込んでいます。つまり細胞間でクッション作用を果たしています。
そのため真皮において、ヒアルロン酸が減少をしてくることで、水分が保持できなくなり、皮膚が乾燥することで、肌にハリがなくなります。
■加齢によって減少するヒアルロン酸
身体の中にあるヒアルロン酸の減少原因は、加齢です。
約40歳後半から、減り始めるとされています。
ヒアルロン酸が減っていくことで、肌に弾力や潤いがなくなります。
肌荒れやカサつきを引き起こす原因にも、ヒアルロン酸の減少が大きく関係しています。
■ヒアルロン酸が作成されるメカニズム
真皮にある線維芽細胞がヒアルロン酸を生成しています。
線維芽細胞では、美肌に欠かせないエラスチンやコラーゲンなどの成分も同様に生成されています。
そのため線維芽細胞の働きが、肌のコンディションを大きく左右します。
シワやたるみの原因はヒアルロン酸が減少し、水分が減少した場合に見られる症状です。
また加齢だけではなく、ストレスや紫外線による影響も直撃します。
肌に良かれと思って使用している化粧品も、実は肌トラブルを引き起こしていて、線維芽細胞の組織を壊していたという例も少なくありません。
■ヒアルロン酸は線維芽細胞が左右する
大切な細胞は、線維芽細胞が生成しています。
そのため健康で若々しい肌をキープするためには、ヒアルロン酸を生み出している線維芽細胞を健康に保つことが不可欠となります。

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